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きみの話を聞かせて しろさめ作品集

きみの話を聞かせて しろさめ作品集(小学館集英社プロダクション)

全編透明水彩画で描かれたイラスト作品に、描き下ろしのショートコミックを大幅に加えた、待望の作品集!

  • 泣ける
  • かわいい

くまになったピアナ」 てんぐざるさんの声

くまになったピアナ 作:さねとうあきら
絵:スズキ コージ
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:1991年
ISBN:9784494077588
評価スコア 4
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みんなの声 総数 3
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  • 親として辛くて、ちょっと読めないかも

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子23歳、女の子18歳

    16場面。昔話の紙芝居らしい長さにまとまっていると思います。
    絵はスズキコージさんなので、はっきりとした太い線で、紙芝居にはうってつけの迫力がありました。
    表紙絵を見れば一目瞭然ですが、インディアンの昔話だそうです。

    インディアンはもともと狩猟民族で、狩りをしながら高原や森林を移動して生活する民族なので、背景には背の高い針葉樹の森が描かれています。

    この紙芝居、「こわいこわーいおはなし」という、シリーズから出ていたんです。
    検索ワードで引っかかって、気になって読んでみたら…。こわいというより、悲しいお話しでした。
    主人公のピアナは、2場面目ですでに穴に落ちてしまいます。
    最初はくまの穴に落ちてしまったんだ。と思いましたが、
    とんでもない。
    穴に落ちたらくまになっちゃうって、いったいどうして⁉
    もう、そこから先はずっとくまなんですよ、ピアナ。心は人のままなのに。

    お父さんも可哀そうすぎますよね。敵と思っていたくまが、ピアナ自身だったなんて、普通想像もつきませんよ。
    しかも何度もピアナを助けようとするのに,穴から出てくると全く違うもの(くま)がそこにいるんですよ。
    自分が同じ立場だったらと、思うと、もう本当にそのやりきれない憤りをどこへもっていっていいやら……。
    人の親としてはとても辛くて、悲しいお話しでした。

    紙芝居の物語の展開としてはとても素晴らしいと思いますが、これを自分が子どもたちに読めるかと聞かれたら、わたしは辛すぎて難しそうだなと、思ってしまいました。

    投稿日:2018/06/06

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