父親を亡くしたはじめが転校してきたクラスは、成績順で席を決めるクラスだった。
元々、足が速く、勉強もできたはじめは、父が頑張りすぎたために亡くなり、頑張る事の意義について悩んでいた。
そんな彼に見えた不思議な羽の生えた小さなおじさんは、クラスでビリを取ると見えることに気がつき、わざと0点を取るように。
前の方の席に座る成績優秀なクラスメートにバカにされ、はじめが転校してくるまでビリだった女の子にはわざと0点を取っているのがばれて、ピンチ。
でもそこから理解者を増やし、仲間がいると言う事、頑張る事の意味についても思いをめぐらす事ができました。
順位をつけるのはかわいそうだから、運動会でもみんなで手をつないでゴールするとか、劇の主役が5人いるとか、その事についても考えさせられました。
できれば私自身も子どもの頃に読みたかったな。