同じ作者さんコンビのシリーズ本『パンダの手には、かくされたひみつがあった!」がとても面白かったので、こちらも読みたいと思いました。
大人の手に収まりきらないほど、大きな目を持ったバイカルアザラシのお話。その大きな目で、遠くまで獲物を見つける力があるものの、あごを動かす筋肉が、大きな目玉にあるべき場所をとられ、小さくなってしまうという、なんとも皮肉なはなし。でも、その生態とうまくつきあい、生き延びているのです。
「進化のみちすじは、何通りもあって、答えはひとつではない」というセリフに、納得しました。