ぼくのベンチにあらわれた、しろいちいさなおきゃくさま。
いままでは1人だったそれぞれが、突然2人になって
またひとりになる。でも、さびしさは感じない。
「また きてくれてもいいな」と思うぼく。
なんだか素敵。「また会いたいな」じゃなく、
「きてくれてもいい」は、
いつ来てもいい。いつ来ても君の場所があるんだよって言ってくれているようで
素敵だなと思いました。
自分本位じゃなく、相手を思いやる気持ちを思い出させられ、心の角がとれたような気持ちになりました。
娘は、「きっとしろいとりさんはまた来るんだよね。今度は友達も一緒かもしれないね」と楽しみにしていました。
そよそよと心に優しくふいてくるような1冊でした。