「どこ?」シリーズ、今回は不思議な町の探し物です。
以前に出てきたムクが、今回も不思議な世界へ連れて行ってくれます。
とっても可愛らしいミニチュアの動物たちや、家々、食べ物、楽器、等々・・・
一つ一つ手が込んでいて、これら全部を作るのにどれだけ大変だったことでしょう。
実際、1場面作るのに1ヶ月、1冊作るのに1年以上かかるというのを知り、つくづくその大変さを感じました。本当にスゴイ!!
著者紹介にもありますが、撮影にはCG技術を使っていないとあって、更にビックリ!
ものすごい苦労と、色々な工夫やアイデアがあって、この素敵な作品が生まれているのですね。
毎回、お話仕立てになっているのもいいですね。
水たまりをのぞくと見える不思議な町。水の中の世界はとても幻想的で美しく、空想力がかきたてられます。
勿論、絵探ししながら、じっくりたっぷり楽しめます。
「どこ?」「これじゃない?」「違うよ、これだよ!」・・・息子と一緒にあれこれ言いながら探す楽しみ。
「糸巻きの色は何色?」「どんぐりを抱えているのは誰?」等、ちょっとしたクイズ形式になっているのも面白い。
一番難しかったのは塔の上の汽車!単純に見つかるものばかりでなく、そうきたか〜!という意外性があるのも魅力の一つ。
発想の転換というか、視点を変える大切さというか、そういう力も養われますね(^^)