私が子どもの時からあるロングランですが、
とてもほのぼのあったかいです。
重度知的障害児の学童で指導員をしていますが、
お話会の時にパネルシアター劇でこのお話をすると、
誰もがこのお話を大変よく覚えてるのに驚きます。
記憶する力が他の子より少ない、
知的障害を持った子どもさんたちが、ちゃんと細かな部分まで記憶しているのです。
それだけ、印象に訴える内容なのだと思います。
まず絵がキレイ。
そして内容があったかい。
これから生まれる「ぱたぽん」の子どもに、
「何匹生まれるかしら、もしふわふわの毛がたくさん取れたらどうするこうする」と期待を寄せる(あるいはたぬきの皮算用をめぐらす?)
まりーちゃんですが、
最後にはそれが期待はずれに終わっても、
子どもをかわいがる「ぱたぽん」のために、
喜ぶまりーちゃんの優しさが身にしみます。
特にひつじさんのかわいい名前「ぱたぽん」は、大人になっても絶対に忘れられない。リズミカルで好感度抜群です!