この本は、最初から私の為に買いました。
2歳10カ月になる息子は、外遊びが苦手。公園では、滑り台に近寄れず(怖い)、ブランコもダメ。遊ぶのはいつも砂場。
体育会系の私としては、ため息ついてしまう事ばかり。
そんな時に出会ったのがこの絵本。
周りの牛たちは、闘牛として華々しくデビューする事を夢見て、日々激しくぶつかり合っているのに、フェルジナンドはそんなのおかまいなし。いつも大好きな花の匂いをかいで暮らしています。そんなフェルジナンドを心配していた母も、フェルジナンドの幸せを考え、結論を出します。
子供は親の思うように育ってくれるわけではない。
親の持ち物ではないんだ。
『男の子はこうあるべき』『子供はこうあるべき』なんて物差しは必要ない。
この子の個性を認めてあげる事が、この子の幸せにつながるんだ。
そんな事を気付かせてくれた絵本です。
2歳10カ月の息子には難しい内容でしたが、興味深そうに見入ってました。いつか、大切に読みこんでくれたらいいなぁ。それまでは、私の本棚にしまっておこう。