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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

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子どもとよむ日本の昔ばなし8 えんまさまのしっぱい」 ヒラP21さんの声

子どもとよむ日本の昔ばなし8 えんまさまのしっぱい 再話:おざわ としお こばやし しょうき
絵:ささめや ゆき
出版社:くもん出版
税込価格:\495
発行日:2005年10月
ISBN:9784774310985
評価スコア 3.88
評価ランキング 44,644
みんなの声 総数 7
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    昔話を読んでいると似たような話によく出会います。
    妙に納得したり、違いの意味を考えてみたり。
    このお話は、飛び抜けて有名な『じごくのそうべえ』とルーツを同じにしていると思いますし、先に読んだ『じごくに行った三人』とも同じ材料で仕上がっています。
    えんま様、軽業師、医者、占い師。(これない山伏が入れば完璧)
    でも、話自体が他の2作に比べてやけに簡略化されています。
    えんま様が自ら地獄にやってきた三人を呑みこむ展開は、物語をはしょりすぎではないかとさえ思えてしまいました。
    こちらが原型かもしれないのですが。
    絵本がコンパクトなだけに、『くわばらくわばら』のようにパンチがないと、存在感が薄くなってしまいます。
    絵を描いたささめゆきさんにも申し訳ないのですが、寄り組み方が弱いように思いました。
    手のひらサイズの利点は持ち運びやすさだけではないと思います。
    少しがっかり。
    皆さんも読み比べてみて下さい。

    投稿日:2011/02/25

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