大、中、小の3台のショベルカーを毎日乗り換えて仕事をするお兄さん。公園に木を植えたり、街で水道工事をしたり、山の崖崩れを防ぐ工事をしたりと、ショベルカーの活躍する場面は様々です。作業の様子が細かく鮮明に描かれているので、普段なかなかじっくりショベルカーが使われている工事現場で観察できなくても、絵本の中で好きなだけ見ていられるので、子どもも気に入っています。竹下文子さんの働く車のシリーズ本が魅力的なのは、描写が細かく丁寧なだけでなく、これまで描かれた働く車たちが随所に登場するところで、シリーズで楽しめます。