「がんばって!」や 「応援しているよ!」
も、心強いメッセージですが、
「だいじょうぶ」は、
そう声をかけてもらうだけで安らぐ、魔法の言葉です。
言い方によっては、
無責任にも投げやりにもなる この言葉ですが
相手を想う気持ちから声になる「だいじょうぶ」ほど、
心強いものはありません。
おじいちゃんの、
「だいじょうぶ だいじょうぶ」に包まれて、少しずつ成長してゆく ぼく。
世の中の色んなことが怖くて
おじいちゃんに隠れるように寄り添っていた「ぼく」が、
ひとりでおじいちゃんの家へお見舞いへ行けるほどに成長します。
おじいちゃんのその後は描かれていませんが、
「ぼく」の「だいじょうぶ だいじょうぶ」から元気をもらって、
また一緒に散歩へ出かけられるようになった…
そんなふうに、想像したいです。