【内容】動物園前駅から、階段を下りていくと、したのどうぶつえんがあった。そこには世にも珍しい動物たちが待ち構えていた。さあ、面白いしたのワールドへ突入しよう!
【感想】何度読んでも、力が抜けて、頭も心も程よくマッサージを受けられる便利な絵本。ギャグの応報に、果たして自分はついて行けるか?私はしたの動物園に来たお客さんになったのだから、動物たちの強烈なギャグに、一つずつ丁寧なツッコミを入れさせていただくのが、礼儀というものだ。したののみんなは、存在そのものがシュールなギャグだが、更に面白くしようと日々精進努力しているように思えるが、まったくのんびりしているようにも見える。もはや達人・仙人の域である。一体ずつ、彼らの生息地、生態、性質、好きなギャグ、嫌いなもの、他の動物たちとの関係などをしっかり妄想していたら、あっというまに2時間くらいたってしまう。更に、夢にまで現れて、私を悩ます。現実世界で、よく上野周辺に行くので、あの辺を歩くたびに思い出す。まさに、したのワールドは存在する。しかし、遊び心を200%に高めないと、見えないんだな。