まほうの夏が好きで同じ作者コンビの本を発見。
読んでみると続編?と思う作品でした。
ある冬の日、雪はどんどん積もり、大雪になる前に帰宅することに。
お友達はお父さんやお母さんが迎えにきてくれるけど、ぼくのお父さんとお母さんはお仕事だから一人でバスで帰ることになります。
バスを待ってるなか雪はどんどん降り、手も足も冷たくて、だんだん心細くなります。
でも、まわりの大人の人達がそんな僕を気にかけてくれて、声をかけてくれたり手袋をくれたりします。
大雪という状況のなか心細い子ども心をうまく表現するとともに、人の温かさが伝わってくる作品です。
家に帰ると先に帰ってたおにいちゃんが労ってホットミルクを作ってくれます。無事に家にたどりついて読者もほっと安心します。
それにしてもちゃっかり者のおにいちゃん。物語を読み終わってから、表紙をよくよく見てみると…大笑いしました。
寒い冬にほっこり温かくなれる素敵な作品です。