父とふたり、誰も知らない島で暮らす少女ニム。
自然の中で野生の動物たちと共に生き生きと過ごす姿は、とてもさわやかで元気をもらえます。
表紙の鮮やかな青い空と海。
島の暮らしはとても優雅で素敵なものに見えますが、実際は楽ばかりではありません。
そこには孤独や不安が付きまといます。
そして嵐など自然の猛威を見せ付けられることも。
それでもそれを乗り越え、仲間たちといつまでもそこに暮らしたいと願うニム。
島を誰よりも愛するその姿に心動かされました。
自然の輝き、美しさ、そして恐怖も含めて、そのスケールの大きさに圧倒されました。