そらまめくんの2作目はずーっと雨が降っているところから始まります。雨がやんで「きょうは あそべるぞー」と飛び出してみると、大きなみずたまり。
まめたちはベッドをお船にして遊びはじめますが、そらまめくんはやりません。なんてったってそらまめくんのベッドは宝物だもんね。だけどみんな楽しそう。
「だれか ぼくも のせてよー」あら、今度はそらまめくんがたのんでる。前作ではほかのみんながそらまめくんのベッドにのりたがっていたのにね。
無理やりのせてもらったピーナッツくんのベッドがひっくりかえって「わっ!」このびっくり仰天は前作同様。シリーズものの『お約束』があると楽しいし、なんだか安心するんですよね。
水の中で出会ったのは迷子になっためだかのこ。おがわに運んであげるのにベッドを使うのがよさそうです。それぞれ試してみるものの(ここで『お約束』、豆たちのベッドの特徴が披露されます)どれもうまくいかないんです。
そこでそらまめくん、「ぼくの ベッドを つかおう!」
「やっぱり ぼくの ベッドが いちばんさ」これもおなじみのセリフですね。
前作同様、草や花のひとつひとつ、水の中に差し込む光、夕焼け空に夜空、月の光の美しさ。豆たちの葉っぱや花もとても丁寧に描かれているのがいいですね。
さらに仲良くなった感じの豆たちに今度はどんな「わっ!」と驚く出来事があるのでしょう。またの登場を息子と心待ちにしています。
なみに息子は前作『そらまめくんのベッド』よりこちらのほうが気に入っているようです。