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なつさがし」 夏の雨さんの声

なつさがし 作・絵:杉田 比呂美
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2008年08月
ISBN:9784061323766
評価スコア 4.58
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みんなの声 総数 23
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  • 夏みたいな女の子   

    しばしば「あなたは海派? 山派?」みたいな質問を耳にする。
     これってアウトドア派の人にはいいけれど、インドア派の人には、どちらもな、みたいなことになる。
     では、夏派? 冬派? だったら、どうだろう。
     暑いのが好きか、寒い方がいいか、みたいなことだろうが、何となく夏は行動的で冬はじっとしているみたいな感じがする。
     それって、やはり太陽の強さか何かが影響しているのだろうか。
     朝、元気に「なつさがし、いって きまーす」と家を飛び出した女の子の絵本を見ていると、この子の元気がうらやましくなる。
     夏のすがすがしさも気持ちよくなる。

     この絵本の作者杉田比呂美さんは絵本作家ではあるが、私には本の装幀画などを手がけるイラストレーターの印象の方が強い。
     しかもその絵は特に何かを強く主張していないのだけれど、あ、この絵は杉田さんの作品だとわかってしまう、そういう独創性が感じられて、私は好きだ。
     特に少女の絵がいい。
     まだ大人になりきれていない、棒のような身体、それでいて何かを感じる力は人一倍あったりする、そんな少女。
     杉田さんの絵の魅力といっていい。

     そんな女の子と「なつさがし」をする、そんな絵本なのだ、これは。
     例えば、「ペタンタン ペタンタン」と歌っているようなぞうりの音。
     例えば、「むうっと はっぱの こい におい」。
     例えば、「おひさまが バリバリに かわかした せんたくもの」。
     誰もがそうだ、そうだ、夏っぽいと思えることが、絵本いっぱいにひろがる。
     やっぱり、夏って、太陽の強さが元気をくれるのだろうか。

    投稿日:2019/07/21

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