子供は正直、そして直感的。
さっちゃんの手を見て、「おかあさん」の役は無理だと言い、やらせようとしない。
「おとうさん」役の子も、さっちゃんが「おかあさん」ならやらないと言う。
子供は残酷。
そんな風にも思える展開でしたが、さっちゃんを取り巻く現実は、変えようがありません。
けれど、さっちゃんのお母さんの愛情が、きっとさっちゃんを支えてくれる。
そして、さっちゃんの心のあり方一つで、少しずつ何かを変えていくことが出来る。
さっちゃんの立場に立った時の気持ち、お友達としての気持ち、お母さんの気持ち。
いろいろな立場の人達の気持ちを読み解いてみるべき、考えさせられるお話でした。