魔法の自動販売機。
カブトムシくらいならいいかな・・・と思いましたが、
ジュースが出てきたり、ゲームが出てきたりと、
防犯的に危ないものが出てきたり、
高額商品で金銭トラブルが起こりそうなものが出てきたりと、
現実的に考えると、ちょっと怖いものが沢山出てきていたように思います。
人間の願いは、どんどんエスカレートするものですから、
何でも出してくれる自動販売機に頼り切りになって、
人間としてダメになっていくだろうというお母さんの心配が、
痛いほど伝わってきました。
何でもくれる自動販売機が、友達の訳がない。
自動販売機とは与え合う関係にはなれない。
友人関係が壊れかけているという点でも、
依存度があがっていくこうへいの様子は、心配になります。
結局のところ、自動販売機の正体は何だったのか?
すごく気になるところですが、
「あなたのみかた」、つまり使っている人のことを考えて行動してくれているというのは、分かるような気がしました。