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ホワイトバード」 soudesuさんの声

ホワイトバード 原作:R・J・パラシオ
ノベライズ:エリカ・S・パール
訳:中井 はるの
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2023年11月24日
ISBN:9784593103935
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 9
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  • ホワイトバード 受賞レビュー

    前作『ワンダー』のスピンオフ作品ですが、『ワンダー』を読んでいなくても、難なく読むことができます。

    『ワンダー』に登場したいじめっ子のおばあちゃんは、裕福でインテリなユダヤ人家庭で育ちましたが、ナチスの政策によって差別を受けるようになり、ついには両親と離れ離れになります。おばあちゃんの窮地を救ってくれたのが、おばあちゃんが見下していた下級層の一家。
    差別意識は、誰の心の中にも潜んでいること。監視社会では、誰も信じられなくなること。それでも愛は、信じる心から生まれてくること。色々考えさせられます。
    おばあちゃんと、救ってくれた男の子との恋は、とても初々しくて大人でもドキドキします。だけどその先に、悲しい別れが。なぜなら、この男の子は……。

    ナチスによるホロコーストというと、ユダヤ人迫害が有名ですが、この本では身体障がい者も「排除」の対象になっていたことが描かれています。見た目で人を判断してはいけないという『ワンダー』のテーマに戻っていく作品です。

    投稿日:2024/02/13

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