安房直子さんらしいお話だと思いました。
町に出来た子供服のお店、心引かれる季節季節のディスプレー、足を留めてしまいますよね。秋のディスプレー、素敵なセーターを着てピアノを弾くうさぎのぬいぐるみとそれをガラスを挟んで見ている女の子のふれあいを、想像力豊かなお話になりました。エレベーターに乗って何処までも上がっていって月の光をいっぱい浴び、そして夢のようなマント作り、そのマントを着てパラシュートのようにして帰ります。でももうお店には戻れなくなり、悲しくなったり温かい気持ちになったりと、優しいお話です。
そう言えばエレベーターに乗って宇宙に行くCMがありますね。閉鎖的なものを開放的なものに変えるなんて凄いです。