私の実家の庭にも大きな柿の木が3本あります。
子どもの頃はよく木に登って遊んだり、秋になると沢山の柿がなって毎年美味しく食べていました。
食べきれない時はよく母が皮をむいて干し柿にしてくれ、渋柿ではないので優しい甘みの干し柿でしたが、その頃の懐かしい思い出が蘇ってきました。
この絵本はそんな柿の実のぼうやが美味しい干し柿になるまでを描いた絵本です。
干し柿が主人公の絵本はとても珍しいですね。
おひさまの光を浴びて、ぼうやがシワシワおじいちゃんになる様子が可愛らしかったです。
のどかな縁側に吊るされた干し柿は一つ一つ丁寧に作られ、とても美味しそう。
優しい色合いの可愛らしいイラストもピッタリです。
甘い干し柿が食べたくなる絵本です。