大きな柿の木のあるご近所さんから
毎年分けていただくのが渋柿で
T字に枝の切れなかったものだけ
焼酎でさわし柿にして
残りはひたすら皮をむいて吊るします。
秋の風に吹かれ、おひさまの陽射しを浴びるだけで
こんなに甘くなるなんてと
毎年、その不思議に感動します。
干されてぼうやがしわしわじいさんになる様も
もんで冷蔵庫(我が家は冷凍)で粉を吹き甘味が増すのを待つのも
お馴染みの過程で、
毎年恒例の景色を
こんなかわいい絵本で読めて嬉しくなりました。
かきのみぼうや
君の甘さは格別で
戦時中、砂糖が貴重で手に入らなかった時代には
お汁粉の甘味に砂糖の代用として使っていたんだそう。
母からかつて聞いた話。