なんと哀れなオオカミ。
空想がどんどん妄想になっていき、コブタを追い求めるうちにどんどんやせ細っていくのです。あぁ哀れ。
すぐそこに、コブタよりももっと美味しそうで、おなかいっぱいになるえさがたくさんあるのに・・・。
目先のものにつられて、ついつい大物を逃してしまうっていうお話はあるけれど、この「オオカミのごちそう」はその逆パターン。最後に、目的のコブタに出会っても、妄想の中のコブタとはあまりにもかけ離れたやせっぽっちのコブタだった。結局食べずに丸々に太ったコブタを食べる夢を見ながら、オオカミは眠りにつくのでした。涙を流しながら・・・。あぁ哀れ。