挿絵が楕円の中に描かれています。
3重の楕円の紺の枠にお城の絵が描かれているのが
扉の絵。
紺の枠は
みにくいおひめさま状態のときを表していて
3重であれば
それは状態が重い
だから
エスメラルダのみにくさ加減を描写している前半は
ずっと
紺の3重の枠の中に描かれている。
そして、
枠に入っていない絵が描かれている。
それは、
エスメラルダを美しく変えることができると
名乗り出たグッドウィット夫人。
この人はなんの枠にも入ってない。
そして、グッドウィット夫人のお家は
オレンジの枠の中に描かれている。
それも
1重です。
3重にもなってない。
オレンジの枠の中には
グッドウィット夫人の生活が描かれている。
そして枠に入っていない絵。
これは
エスメラルダが
美しく変わる魔法の瞬間。
みにくいエスメラルダの紺の枠は
3重から2重へ
2重から1重へ
少しずつ枠が細くなっていく。
そしてとうとう
みにくいエスメラルダが美しいエスメラルダに変わったとき
エスメラルダは
オレンジの1重の枠の中に描かれている。
これはわたしの想像ですけど、エスメラルダの変化を
挿絵の枠の色と数でも表しているのではないかなあと感じました。
ぜひ、読んでみてください。