「ちいさなかしこいオオカミ」というけれど、独りよがりで、ちょっと思慮に欠けるオオカミでした。
自意識過剰で、森の仲間たちを無視して暮らしていました。
でも、森の仲間のやさしさに救われたのです。
仲間たちは、オオカミの困難を助けはしても、決してそれ以上のお節介をするわけではありません。
そんな彼らを見てオオカミは、今までの自分がいかに傲慢であったかを悟ったのです。
オオカミは、恵まれた環境で生きるのではなくて、自分を支えてくれた仲間たちの所へ戻っていきます。
仲間たちの大切さに気づいたことこそが、この絵本の学びだと思います。
ハネケ・シーメンスマさんの絵が素敵です。