1歳10ヶ月の息子は、大のバス好き。その息子は、常に読んでーとこの本を持ってくるほど、息子のお気に入り。
通勤・通学バスとして利用しているお客さんはもちろん、さまざまな利用者の視点でも捉えられていて、よくあるバスの中の1シーンを見ることができます。お年寄りとのやりとり、荷物をおっことしてしまう様子など、うちの近所のバスでもあります、こういう風景。なんだかこちらはのどかで癒されますが、息子は熱心にバスの中の様子に見入っている様子。
特に息子が好きなのが、運転手の席。なかなか絵本では取り上げられないのですが、まだ座っていない運転席が丁寧に描かれていて、息子はそこに座った気分でハンドルを回す仕草をします。
たくさんのお客さんを家の近くまで運び、誰もいなくなった車内、なんとなくさびしさを感じますが、それがバスの運転手さんの願いなのかもなーと気持ちがあたたかくなります。
バスの何気ない車内の様子をシンプルに、運転手さんの素朴さも伝わってくる、いい絵本です。