ちょっとこわいような、それくらい綺麗な女の子がこちらをじっと見つめている引き込まれそうな表紙です。
うつろなような、するどいような、不思議な女の子
そのこは「いいこ」と言われて育ち
だから「あなたがだいすき」と言われて育ったので
いい子でいなくてはいけない、という観念に。
長女にもちょうど自我が芽生えてきたので
そうそう、それでいいのよ、というエールになったのではないかしら。
美しい絵だけではなく、
やさしい言葉で綴られているけれど
とてもとても奥深い 神聖な儀式のようなラストシーン
絵本ってこんなに伝えられるんだ〜と
絵本の可能性をみた、一冊です