突然空からふってきた海苔せんべいを受け取った少年は、いやおうなしにタクシー業に。燃料は海苔せんべい、お代はおせいべい1枚。最初のお客さん以外は、変なお客さんばかり。ファンキーな展開のご機嫌な絵本。
単純に面白い。お話は見てのお楽しみ。
おせんべいが共通通貨として機能し、海苔せんべいだけが特別。
天から海苔せんべいが降ってくる…ということは、タクシー業務を任命しているのは神様や宇宙人か。強烈で強引なスカウトだが、受けて立つ方もふるっている。ノリがよくなきゃやってられない。
海苔もぱりぱりで、香り高くなければ。
マラソン大会に乱入したり、奇想天外な展開。疾走感があり、読者は全然走っていないのに、妙な爽快感があった。
おせんべいは、バリバリだ。うちの近所によく来る暴走族もバリバリだ。早く堅気のタクシー業にでも転身して欲しい。