自分のうっかりをきつねのいたずらだと勘違いし
きつねを責める豆腐屋のせいやん、そしてきつねといつも向き合うまんけはん。
まんけはんの人柄の良さが、絵本の中で報われる形で出てくるところが素敵な絵本です。
息子が小さいときに買った絵本なのですが、関西弁でわかりにくいと思ったので最近まで寝かしておきました。
けれど、息子が年長後半になり、少し長い絵本やおはなしなどに興味を持つようになった頃に、子供が手に取れる本棚に移したところ、この絵本を読んでとリクエストしてきました。
『ぼちぼちいこか』や『おこだてませんように』など関西弁の出てくる絵本は少しかじっていたので、そこまで抵抗がなかったようです。
おそらく完全に内容を把握してはいないでしょうが
何度も読むことで、この絵本がどんな内容なのかがわかってくるのではないかと思っています。
なので息子がこれから成長とともに、この絵本をどのように受け止めていくのかがとても楽しみです。
関西弁なので、読み手はこの絵本を何度か読んでおくと、読み聞かせをするときにつっかえないで読めるため
利き手にもお話が伝わりやすいと思います。
小学校中学年くらいの子供たちに読み聞かせると、この絵本のよさがわかるような気がします。
この絵本のテーマは結構深く、何度も読むことで良さがわかってくると私は思います。
最初は絵や関西弁に抵抗を感じていた私ですが、今では作者の伝えたかったことが少しずつわかるようになってきたので
今後も子どもと読み深めて楽しんでいきたいです。