有名なお話ですが、この絵本では、ヘンゼルとグレーテルの勇気に重点が置かれていて、
全体的には地味な落ち着いた印象になっています。
貧しい家の兄妹、ヘンゼルとグレーテルは、まま母によって、
奥深い森に置き去りにされます。
運良くお菓子の家に辿り着いたものの、魔女に食べられそうになりますが、
二人の勇気で、危機を脱出します。
このおはなしの見所は何といってもお菓子の家なんですが、
そのあたりはセーブして描かれています。
やはり、子どもたちの勇気を前面に出したかったからでしょうね。
そのあたりのことを伝えるには、いい作品だと思います。