「ジップくん宇宙へとびだす」と同時期に読みました。
宇宙ものが続いたなあという感じですが、こういうお話、男の子は好きそうだと思いました。
ダイボールや身近なもので、宇宙船を作ります。作者紹介で、原作者はもともと物理学や天文学に興味があったとありました。
それを読むと、随所にその片鱗が感じられます。
ただ、主人公のアレックスが宇宙に行きたいのは夢の実現ではなくて、弟から逃げだしたいため。
そして、そのことに両親(精神分析の医者)が気づいていないということに心が痛みました。
そんな中でも子どもたちは子どもたちなりに力強く生きてはいくのですけどね。
アレックスは宇宙へ行けるのか?弟との仲は?など気になることが満載でした。そして、憧れの女の子とはどうなる?というところはさすがに海外物という感じを受けました。
シリーズ化されるのではないかと思えるような作品です。
評価が難しいのですが、私の中では星4つ半です。