息子が生まれた年に、この本が出版されました。
小学生の低学年くらいでシリーズを購入したので
随分昔のことになります。
子どもたちが夢中で読んだのは言うまでもありません。
とても古いものなので、今回岩波の少年文庫3冊セットを購入しました。
そのあとがきには、このお話がどういう風にして生まれたか等、お話の周りのことが書かれていて大変興味深かったです。
挿絵もすばらしいものです。
ツブリに乗ったガンバの絵の他、数ページごとの挿絵も素敵です。
お話は、のんびりと暮らしを楽しんでいたガンバが、マンプクに誘われて港に行き、ネズミたちの宴に加わると言うところからはじまります。
ガンバが初めて見た海。
反対していたのにやっぱりやってきた15人の仲間。
ツブリ達との出会い。
忠太の仲間や家族との再会。
そして恐ろしい戦いと死。
そのなかでのそれぞれの思いや行動が、丁寧に描かれていました。
あの頃の子どもたちの感動をもう一度味わうつもりで
再読しましたが、ボーボーのあたりから、
涙なしには読めませんでした。