小学校一年生の長男が一人で読めそうな本を探していて読んでみました。
南極のペンギンの兄弟が、子供らしい無鉄砲とも思える冒険をしながら、季節がめぐる頃には立派に成長していく姿が描かれています。結構ハラハラする場面もあって、男の子に特に好まれると思います。
このお話には、岩波書店の版と理論社の版があって、挿絵の画家さんと、漢字へのふりがなの振り方が違っています。理論社の版には、すべての漢字にふりがながふってあるのですが、こちらの方は、例えば「南極」、「島」、「夏」にはふりがながありましたが「小石」にはふりがながありませんでした。
低学年の子にとっては理論社のほうが読みやすいかもしれませんが、1、2年生程度の漢字を知っているなら、こちらの方が文庫でコンパクトでいいかもしれません。