馬に乗って本をとどけた女性たち、と副題にあり、
興味をひかれ、セレクト。
『HOPE RIDE』が原題ですから、かなりの意訳ですが、
とても素敵です。
1930年代、アメリカのケンタッキー州で始まった騎馬図書館の取り組みのエピソード。
語り手は「わたし」ですが、いくつものエピソードをつないであるのが特徴。
巻末の写真資料を再現してあるようですね。
それでも、「わたし」が語ることで、現状がリアルに立ち昇ります。
政府による提案であるものの、本の調達や実務は「わたしたち」が担っていたようで、
その志に圧倒されます。
もちろん、その純粋な志は、今の図書館も変わりありませんね。
それだけに、図書館の原点を体感する読後感でした。