HOPE 希望をテーマにした写真絵本です。
実際に、ハリケーンや大地震に巻き込まれた子どもや、混乱した国に生活する子たちの表情が写されています。
どんなに困難ななかにあっても、助けを求め、援助を受け、元気を取り戻し、希望を見出す。この過程はだれもがなしうることができるものだと感じました。
そして、自分ひとりじゃどうすることもできないと思いがちな、世界の混沌とした状況に、目をそむけることなく、まずは注目することからはじめようと、そこから希望が生まれるのだと、教えられました。
心がどん底状態にあって、そこからいきなり希望を見出せというのは、無理は話しですが、どん底状態にあることをだれかに訴えることが、希望への第一歩なんだなあとも思いました。
写真に添えられた文が、詩のようなリズムを奏で、とっても読みやすい。手元においておきたい一冊です。