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放課後の怪談(9) 赤い日記帳」 渡”邉恵’里’さんの声

放課後の怪談(9) 赤い日記帳 編:日本児童文学者協会
絵:今井 ヨージ 川野 郁代
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:2010年03月
ISBN:9784035388906
評価スコア 4.25
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  • 児童文学作家10名による、小編怪談集。学校や自宅、通学路など、身近な場面で起きる怪奇現象。それぞれの作家の個性豊かな世界を楽しめる。

    どれも面白かったが、特に印象に残ったものについて。
    「赤い日記帳」 後藤みわこ・作
     小学校の女子が、授業中に手紙を交換し合っている。間に挟まれた少女が、陰湿ないじめにあう。自分の感情を日記を使って吐き出し、封印してしまおうと思ったが、逆に怒りや恨みなどがあらわになる。
     よくできた話だ。表面上は仲良しを装って、陰でバカにしたり、いじめたりするのはよくある話。誰でも多かれ少なかれ、体験していると思う。特に女子のいじめは陰湿で、質が悪い。
     この話を読むと、自分が小学校時代に出合った、性格の悪い女子を思い出す。なぜか教師にはウケがよかった。(その教師も、大変に暴力的だったから、お互い馬が合ったのだろうか)

     この作家は、そういう様子を実によく観察して、覚えているのだなあ。もしかすると、実際に見聞きしたのかもしれない。
     結末はあまり悲惨なものではなかったが、いじめられている側も、いじめる側も同じくらい悪の強い性質なのがわかって面白い。
    2対1で勝っている上、怪奇現象を起こす日記帳まで破壊しているのだから、侮れない少女だ。
     次はいじめる側に回るのではないか?という、怖ろしい展開が想像できてしまった。

    投稿日:2022/03/04

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