「ともだちや」シリーズ、今回は女の子テンの登場です。
このテン、顔がホント可愛い!でも、ワガママで、オオカミの悪口も言う、ちょっと可愛くない性格です。
素敵な笛が聞きたくて、ついテンの言いなりになってしまったキツネ。でも、テンと遊んでる間じゅう、思い浮かぶのはオオカミのこと・・・
ごっこの友だちより、自分のことを一晩中、泣くほど心配してくれる本当の友だちの方が何倍も大切なことに気付くキツネ。そして、すべてを知って許してくれるオオカミ・・・二人の信頼関係は、驚くほど強かった!
そして、そんな二人を遠くから見つめ、羨ましく思うテンもまた、ごっこではない本当の友だちを欲しがってる一人。ちょっと素直になれない性格だけど、テンもそのうちきっと友だちになれるよね。
現実の子ども社会でも、似たような日常があるはず。この絵本を通して、色々感じて、成長してくれるといいなと思います。