もうすぐ7歳になる娘と読みました。
とっても面白い幼年童話です。
動物園のワニが、歯が痛くなって、
歯医者にいくよう言われるのだけれど
行きたくない、イヤイヤ歯医者へ行く途中から
物語が急展開します。
絵がこんなに少なくても情景が眼の前に浮かぶようで、
ワニの個性も男の子の個性もとってもイキイキと描かれています。
特にこのワニくん、なんだかとってもワガママなようで、
それでいて小心者。でもってとっても愛されキャラなのが
読めば読むほどじんわりと伝わっています。
「はいた」って今はあんまりいわないなーと思っていたら、
「ちえば」なんて言葉も出てきた。
親不知のことかな?
そしてこの「ちえば」の登場で一気に精神的に成長したワニくんが
これまたかわいらしい。
つまるところ「病は気から」ですかね(笑)。