タイトルから「子どもに経済のことを教える本かな」と思いきや、お金を出すことで生まれる不利益や矛盾、優越など…鋭い切り口でどぎまぎしました。子どもより大人の方が刺さるというか、むしろ大人向けの絵本ではないかと思いました。(かといって子どもには難しいかというとそういうわけではなく、ちゃんと理解できるように作られているのがまたスゴイところ!)
特にお金による支援のくだりはぐさりと刺さります。でも一度は、いや、たまにはこのシニカル絵本に圧倒されるのもいいかもしれません。つい目先のことばかり追っているときなんかに。