寺村輝夫さんの「王さま」シリーズ、いろんな本が出ていますよね。
このシリーズは、えほん、と銘打たれていますが、少し厚めで文章が縦書きになっていて、幼年童話のような体裁になっています。
お話は、わがままだけど憎めない王さまのある日の出来事です。
すっかりたいくつしてしまった王さまの前に、小さな女の子宇宙人エグが現れます。
彼女のおかげで王さまはしゃっくりが止まらなくなってしまい、大臣達はどうにかして王さまをびっくりさせようとするのですが・・・。
相手が自分をびっくりさせようとしていることがわかっていると、そうそう本気で驚いたりすることは出来ませんよね。
大臣達もがんばっていろいろ対策を考えているけど、それが王さま本人に筒抜けではねぇ(笑)。
結局しゃっくりは止めることができるのか?
宇宙人エグはどうなるのか?
お話のラストで両方が明らかになります。
王さまのわがままっぷり、ドジっぷりが可愛いこのシリーズ。
6歳の息子のお気に入り本です。