新刊
はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

  • 笑える
  • びっくり
新刊
きみの話を聞かせて しろさめ作品集

きみの話を聞かせて しろさめ作品集(小学館集英社プロダクション)

全編透明水彩画で描かれたイラスト作品に、描き下ろしのショートコミックを大幅に加えた、待望の作品集!

  • 泣ける
  • かわいい

キッドナップ・ツアー」 ヒラP21さんの声

キッドナップ・ツアー 作:角田 光代
絵:唐仁原教久
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1998年
ISBN:9784652071670
評価スコア 4.33
評価ランキング 16,090
みんなの声 総数 2
「キッドナップ・ツアー」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 父と娘の心の旅

    夏休みの初日に誘拐された小学5年生のハル。
    誘拐したのはハルのお父さん。
    別居中の父でもあり、珍道中が繰り広げられるのですが、11歳の女の子からみた父親って別世界の生き物なのでしょうか?
    しょっちゅう母親に「交渉」の電話を続ける父親ですが、「交渉」はまとまらず金に困った父のために二人は次第に食事にも寝泊まりにも窮していきます。
    夫婦の間にどんな問題があるのかは明らかにされませんが、ハルは二人の子どもです。
    金にゆとりのない父のため二人は次第に寝泊まりにも窮していきます。
    平穏な生活であれば、明らかに娘が拒絶するシチュエーションでしょう。
    冷静に父親を見ながら、他人ではないものを感じていく様がとても柔らかく描かれています。
    等身大の父親を認めるとき、何となくハルの成長があるのでしょうか。
    「交渉」が成立して、ハルはまた母親の許に帰り父は娘に別れを告げます。
    文章に深刻さはないけれど、振り返ると角田さんの作品は奥が深いと思います。

    児童文学ではあるけれど、父親として読み終えた自分でした。

    投稿日:2010/10/05

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「キッドナップ・ツアー」のみんなの声を見る

「キッドナップ・ツアー」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし / もこ もこもこ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



ディズニー映画『アナと雪の女王』10周年 本の世界に踏み出そう

みんなの声(2人)

絵本の評価(4.33)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット