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アルケミスト(2) 魔術師ニコロ・マキャベリ」 てんぐざるさんの声

アルケミスト(2) 魔術師ニコロ・マキャベリ 作:マイケル・スコット
訳:橋本恵
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\2,640
発行日:2008年
ISBN:9784652079423
評価スコア 4
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「アルケミスト(2) 魔術師ニコロ・マキャベリ」は現在購入できません
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  • 『錬金術師』の続き

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    『アルケミスト 錬金術師ニコラ・フラメル』の続編です。
    このシリーズはなんと珍しいことに、副題に「○○シリーズ」というのが(邦名では)書いてありません。 
    英字では『The Secrets of the Immortal Nicholas Flamei』と、各巻に載っているので、原文のシリーズ名(第1巻のの題名)はこれかな(?)という気はします。

    さて、第2巻の本書では、敵方の魔術師、まだ正体のはっきり分からないニコロ・マキャベリという人の目線で、物語の大半が進行していきます。
    1巻では〈目ざめ〉と呼ばれる、魔力を目覚めさせる儀式を受けることができなかった双子の弟・ジョシュも、やっと〈目ざめ〉を受けることができました。

    この作品のちょっと面白いところは、物語の人間の味方側といわれている人物たちが、「危険なヤツ」と称されているマキャベリが、
    ジョシュやソフィーと対峙するシーンで、どういうわけか言動が主人公たち側で、やけに主人公たちに優しく感じられるですよ〜。

    悪役の、悪役たる意地悪さがまったく感じられない。なのに、人間側からは結構ひどいこといわれてる。こういうキャラ設定は珍しいタイプだと思います。
    これは、原文の時点でこうなのか、邦訳の橋本恵さんのイメージのせいなのか…?
    この物語は6巻完結予定なので、まだまだ中盤に差し掛かったばかりの第2巻では、この先登場人物たちがどう動いていくのか、だれが本当の「敵」なのかハッキリしません。

    想像を絶する歴史的ファンタジー。そのうえアクションがあり!
    1巻の感想にも書きましたが、錬金術師や魔術師、その他にも、歴史的有名人や、伝説の神といわれているキャラクターが次々登場してくるので、そういう世界が好きなお子さんには特にお薦めしたいです。

    うちの娘は、今回の巻に登場して、主人公たちを守ってくるれっる伝説の歴史的人物の一人「ジャンヌ・ダルク」の大ファン。
    ジャンヌが大活躍してくれる2巻には、とてもドキドキしたそうです。
    続きが非常に気になる作品です。

    投稿日:2010/10/17

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