『川は生きている』『道は生きている』に続く考察。
「日本は森の国です」という文章が印象的です。
そして、私たち日本人が古来、どれだけ森の恩恵を受けていたか、思い知らされます。
ここでも様々なウンチクに脱帽。
ヒノキって、元は「火の木」だったんですって。
桐は燃えにくいという点でも、たんすに使われていたのですねえ。
古事記にも記されている植林、その知恵はすごいですよ。
後半では、デンマークの例が内村鑑三の『デンマルク国の話』を引用して語られています。
この話は私も好きで手元にありましたので、思わず再読してしまいました。
もちろん、土にも言及してあります。
きっと、環境問題への関心が深まると思います。