丸みをおびた火山弾と角のある火山石とは別物なのでしょうね。
1つの火山石と周辺のたくさんの火山石との力関係をこの絵本に見ました。
特別なものは嘲りの対象になるのでしょうか。そのミクロ的な見方を、宇宙を背景としたマクロ的な視野に置き換えてみたらどうだという、火山弾と苔たちのやり取りが印象的です。
からかっていた苔たちは取り払われるだけの存在でしたから。「私共は、みんな、自分でできることをしなければなりません。」という名セリフと、連れられていく火山弾としっくりしないのですが、あるがままを受け入れる自然体も、自分でできることなのでしょうか。
石たちと火山弾の表情が素晴らしく感じられました。