かいじゅうのトゲトゲはお父さん お母さんにさようならして旅に出ました。大切な枕を持って旅に出ました。親からは「かいじゅうらしくどうどうとするんだよ」っていわれて・・・。どんどん歩いていくと泣いている女の子に会いました。屋根の上に帽子がのってしまったんだって。女の子にはお父さんお母さんはいません。トゲトゲは大きな体を伸ばして屋根の上の帽子を取ってあげました。でも、でも、かいじゅうはとってもちからが強い、だから屋根までとってしまいました。今度はその帽子をかぶって鏡を見ようとしたけど女の子は鏡に背がとどきません。女の子はまたトゲトゲに頼みました。トゲトゲは屋根のないところから鏡をとって床に起きました。でも、でも、かいじゅうはとってもちからが強い、だから鏡は割れてしまいました。今度は縁の下にころがったリンゴをとってと頼まれました。トゲトゲはしっぽでとりましたがちからがあまって柱をこわして家が崩れてしまいました。トゲトゲは自信をなくしてしまうけど女の子はいつも「ありがとう」といってくれました。トゲトゲは女の子を自分の家に連れて行くことにしました。そうすれば女の子にお父さん お母さんができるから・・・。女の子の名前はミルクちゃんと言いました。