古くなったから、きたなくなったから、流行じゃなくなったから…そんな理由で、まだ使えるものを簡単に捨ててしまう。
この本は、ぜひ子どもたちに読んでもらいたいと思います。もののあふれる日本では、大人達の口から「修理するより、買った方が安いわ」ってセリフが簡単に出てしまいます。(昔はそうじゃなかった)子どもたちが、それを当たり前だと受け止めてはいけません。捨てられた自転車「ピカピカ」が、アフリカで人々の大切な”足”として大活躍する姿は、子どもたちに、どんなものでも、それを必要としている人が必ずいるということを教えてくれるでしょう。
「さっちゃんのまほうのて」を書いた田端精一さんは、この本を書くため、日本←→アフリカを綿密に取材したそうです。