「ともだち」とは何か。
について子ども向けにやさしく書かれた絵本です。
なのに、手に取ったとき、ページ数が多くて、
ずっしりと重たかったことに、まず驚きました。
1ページごとに1文。
読むごとに納得。
自分の子どもの頃の友、学生時代の友、会社員時代の友、ママ友、
長い付き合いの友、最近知りあった友、
いろんな友との関係に当てはめながらゆっくりと読みました。
小1の息子にも読んでみました。
ときどき、「これは〇〇君だね」なんて、やっぱり自分の友に当てはめたりしてました。
まだよくわからないかもしれない。
でも、長い人生において、
これからたびたび「とも」について考えるときがくる。
そんなときに思いだして読んでほしい。
「ともだち」ってきっと一言では言えない存在なのです。
こんなのも、あんなのも、あんなときも、こんなときも、
「ともだち」って思えたときが「友」なのだろうな。
だから、本の厚みも重さも納得。
「ともだち」って軽くて薄っぺらいものじゃなくて、
しっかりとした厚みと適度な重みのある信頼関係の上に成り立っているものなんだなと思います。