この本は内容というよりイラストが主役かな、と思える本です。優しくて色使いがキレイな絵で、書き込みが多く、大人では見つけられないような小さな動物がいたるところに描かれています。
うちでは生後半年くらいに購入しましたが、指さしが始まる頃〜1歳半頃まで特に楽しめました。小さな鳥やウサギや鹿のシルエットなど、小さな動物を見つけては「あ!」「いた!」「見つけた!」とおしゃべりがレベルアップしていきます。「そんなところに?!」「おっかちゃんが見つけたの?!すごいねえ、ママ全然気づかなかったよ?!」と本気で親が驚くものですから、子供は大得意になり動物の名前もどんどん覚え、1歳半過ぎてからは内容も覚えて暗唱しています。
確かにしっかり文章がわかるようになってからと思うと、より美しい日本語や教訓的な話、アップダウンのある展開が欲しくなるかもしれませんが、0〜2歳にとっては「〇〇しました。」「〇〇でした。」で十分勉強になるので、うちの子供にとっては素晴らしい絵本でした。