大工のつねさんは、10年前に隣の家が火事になり、あっという間
に火は燃え広がって、つねさんの奥さんが逃げ遅れて亡くなりま
した。それ以来、つねさんは夜回りを始めるようになりました。
そんなつねさんの元に、こぎつねが現れて、「この頃、山火事が
多くて困ります。火の用心をすることになったので、拍子木を作っ
てほしい!」と、お願いされました。
つねさんが、風邪で寝込んでいるとこぎつねたちが、つねさんの
代わりに”火の用心”をやってくれた心優しいこぎつねたちの
物語でした。愛情いっぱいの”火の用心”に、心温まりました。