山の木が倒されて都会に出てきたカラス。ごみ捨て場にいけば、楽をしてえさをとることができます。でも都会では野犬に襲われることもあります。
ごみ捨て場には、カラスよけのネットがあります。去年の夏には畑のスイカがカラスに襲われたことも。人間にとっては害鳥のようなカラス。大量消費や環境の変化は人間が作り出したもので、実はカラスもその被害者。
カラスはどんなことを思い暮らしているということを人間に訴えることはできません。ただ、この絵本を読むとカラスにはカラスの哀しみがあるということを感じることができます。
私たちも生きているように、カラスも生きているんだなあ。共存は難しいことですか?と人間に問いかけてくる本です。