ドングリが大好きで、かばんの中をいつもドングリでいっぱいにしているコウくん。中でもお気に入りは「ケーキ」と名付けたドングリ。コウくんと「ケーキ」はいつでもどこでも一緒の大親友です。
ところが、そんなコウくんがドングリ拾い中に「ケーキ」をなくしてしまいます。コウくんは何日も「ケーキ」を探し続けますが、見つけられませんでした。
「ケーキ」はそれから先もずっと、前を通るコウくんの成長を見守り続けます。コウくんに心の中で声を掛け続けます。そんな「ケーキ」も立派な木になりました。
「ケーキ」がこんなにコウくんのことを思い続けているのに、コウくんは「ケーキ」のことを忘れてしまったの? そう思ったとき、奇跡が起きます。
3歳の息子は内容を理解しているのかどうかいまひとつわかりませんが、母親である私はラストシーンで毎回涙があふれてしまいます。絵もとてもきれいで、私の大のお気に入り絵本です。